敵を捕獲して盾にしたり、射出して攻撃も出来るプリソナービームという独創的な武器が特徴の人気横スクロールシューティング。欧州向けMD版のオープニングでの台詞が世界的に最も有名なインターネットミームの一つとして話題になった。
ゼロウィング
国外タイトル:ZERO WING
リリース | 1989年 |
ジャンル | 横画面 横スクロールシューティング |
プラットフォーム | アーケード メガドライブ PlayStation4 Nintendo Switch Steam その他 |
ストーリー
西暦2101年。銀河系宇宙連邦政府は新たなプロジェクトを開始した。そのプロジェクトとは「銀河系防衛基地開発計画」と題され、銀河系を侵略者から守るための防衛手段として8箇所に防衛基地を建設する、というものであった。しかし、その裏側には宇宙海賊『CATS』の影が…。連邦政府軍は彼らと手を組み、アンドロメダ略奪を企てていたのだ。戦え!ZEROWING!銀河系の平和のために。戦いはすでに始まっている。
操作方法と遊び方
8方向レバーとショットボタン、プリソナービームボタンで操作します。
ショットを使って敵や地形ギミックを破壊していきます。
プリソナービームボタンを押している間、自機の前にプリソナービームが一定距離発射され、敵やアイテムを捕まえる事ができます。
捕まえている物は盾となり、敵の弾を防ぐ事ができます。
弾を防ぐと捕まえている物は破壊され消滅します。
捕まえている時にプリソナービームボタンを押すと捕まえている物を真っ直ぐ前方に弾のように発射します。
自機が敵や敵の弾、地形などの障害物に当たると破壊され失います。
再スタート時には全てのパワーアップはリセットされ、バルカン装備で始まります。
自機を全て失うとゲームオーバーになります。
【アイテム】
赤色アイテム:バルカンショット

特定の敵を破壊すると出現します。
取得するとバルカンショットになり、オプションのゼロウィングがなかった場合は自機の上下にオプションのゼロウィングが出現します。
バルカンは連射性に優れた前方の広範囲をカバーできるショットです。
ゼロウィングは自機と一緒に移動し自機と同じショットで攻撃します。
またゼロウィングには当たり判定があり、特定の敵の弾を防ぐ事ができます。
ゼロウィングは接触している敵にダメージを与えます。
バルカンショット時に取得するとバルカンがパワーアップします。(3段階)
青色アイテム:レーザーショット

特定の敵を破壊すると出現します。
取得するとレーザーショットになります。
レーザーは特定の敵を貫通し、直線的に前方を攻撃するショットです。
レーザーショット時に取得するとレーザーがパワーアップします。(3段階)
緑色アイテム:ホーミングショット

特定の敵を破壊すると出現します。
取得するとホーミングショットになります。
ホーミングショットは自機の前方に発射され敵を追尾するショットです。
ホーミングショット時に取得するとホーミングがパワーアップします。(3段階)
フルパワーアップ時に装備と同色のアイテムを取得すると5,000点を獲得します。
スピードアップアイテム

特定の敵を破壊すると出現します。
自機の移動スピードがアップします。(4段階)
フルスピードアップ時に取得すると5,000点を獲得します。
ボンバーアイテム

特定の敵を破壊すると出現します。
プリソナービームで取得すると自機の前に付き、敵の弾を3回まで防ぎます。
3回被弾すると大爆発し、広範囲で敵の弾を消し、範囲内の敵に大ダメージを与えます。
プリソナービームボタンを押す事で前方に発射する事ができ、敵や障害物に当たると大爆発します。
1UPアイテム

特定のアイテムを取得時にまれに獲得できます。
自機が1機増えます。
10UPアイテム

特定のアイテムを取得時にまれに獲得できます。
自機が10機増えます。
- POINT1
- ピピル人
特定の場所に隠れており、プリソナービームで捕獲すると10,000点獲得できます。
- POINT2
- スペシャルパワーアップ
特定の敵を破壊すると、特定の条件で出現します。
ショットとゼロウィングが最高段階以上にパワーアップします。
インプレッション



「捕まえろ!投げろ!破壊しろ!」のキャッチコピー通り、プリソナービームで敵を捕まえて投げて相手を破壊できるという新たな面白さをプラスしたニュースペースバトルストーリーな横シュー。このタイトルもグラフィック、サウンドとそのゲーム性に国内外問わず評価が高く、家庭用ソフトの移植もされている。そして、その後に欧州向けMDソフトがきっかけで面白い現象が起きていた。欧州向けソフトの冒頭ストーリーデモでCATSの台詞に「All your base are belong to us」とあるが、
これが2001年から2002年にかけインターネットで流行、インターネット上で起こった現象(ミーム)の中でもっとも有名なひとつになっていた。元の画像に加え、多くのコラージュ写真、GIFアニメーション、フラッシュ画像などがインターネット中を席巻したという。アメリカでは新聞に掲載されたり、ニュースで扱われたり、テクノバンドが曲にしたり、電気自動車大手のCEOがブログ記事のタイトルになどなど、こんなところでも大反響を呼んでいたという面白さ!